アルプスの山々に囲まれ、国宝松本城に見守られる長野県松本市。
その市内東部に、378町会の一つとして神田があります。
東に鉢伏山、遠くには美ヶ原を望み、南には桜の名所として有名な弘法山を見ることができ、町内にある千鹿頭池の畔から見える北アルプスは美しいです。
町民の連帯感は強く、多くの団体が活躍中で、「木遣り保存会」や「ひまわ号」など多くの部会活動も盛んに行われています。また、日本の3大奇祭りとして有名な「諏訪大社の御柱祭」の流れを受けた、「千鹿頭神社の御柱祭」も行われており、これは松本市の重要無形民俗文化財として登録されています。
7年目ごとに卯(うさぎ)と酉(とり)年の千鹿頭神社例大祭がおこなわれる5月3日に合わせて行われます。また、当日までには、3年がかりで儀礼を重ねて行われる祭りです。祭り集団は、各戸から出る当主か若い衆、あるいは、かわりの女性が参加し、氏子総代、町会役員、一般住民で組織された御柱実行委員会の企画のもとに運営されています。祭りの儀礼は、仮見立てと木元への手締めと結納(ゆいのう)をして、総見立てと斧入れを行い、綱よりと藤綱つくりの後、伐り倒しをします。
お盆には故郷神田に帰省する人も多く、毎年思考を凝らした町会納涼祭が開催さされ、故郷神田に帰省したご家族、ご親族など大勢の来場者で賑わいます。
伝統行事である「子供相撲大会」「三九郎」「青山様」「ぼんぼん」等も毎年おこなわれており、町会では子供育成にも力を入れています。